明けましておめでとうございます。
日曜の午前中に高校受験生のための特別授業をやっています。
第1回 理科と英語 兵庫県の平成27年度の問題
英語の長文が長く、時間通りに解くことが出来ず、みんな苦労していました。中学の間はどうしても長文を読む機会が少なく、苦労します。 コツは色々あるのですが、究極の所、「慣れ」も必要です。 高校へ行ってからの課題ですね。
第2回は、 数学と社会、数学は「時間との闘い」も一つのテーマ。限られた時間内にどれだけ得点を最大化できるか?が大切。そのためには、「時間がかかりそう、と思ったら、飛ばしてやっていく方がいい。」と、アドバイスしました。三重の過去問を使用しました。
第3回は、国語と理科。 国語は、和歌山の過去問、理科は鳥取の過去問。国語に関しては、和歌山の問題は記述問題が多いのが一つの特徴です。問題のスタイルは例年変わりません。
傾向に慣れるためには、和歌山の過去問をすればいいわけですが、一度出た問題は二度とでないので、「答えにどのように近づくか?」を知るには、他県の問題をやることも決して無益ではありません。 知識の整理も出来てきます。
話は変わりますが、入試問題で使用されている小説や評論文がどれも面白くて、続きが読みたくなります。 2年前の和歌山は平田オリザの「幕が上がる」を使っていました。 これは去年映画化もされていました。 椰月美智子の「しずかな日々」も、どこの問題であったか、使われていて「先が読みたい・・・」と、思ってしまいました。
どちらも長い小説の一部を切り取ったものなのですが、そこだけで、「名作の香りが漂う」というのか、「オーラがある」というのか、・・続きが読みたくなりました。
受験生にはそんな余裕はないでしょうが、こうやって、多くの目に触れることは、その書物や作者にとってもプラスになるはず。
最近は、著作権の問題で国語の入試問題が公開されなかったりするのですが、作者と書名がちゃんと記載されていれば作家にとって決してマイナスではないと思うけどなあ・・・。